「近代日本の発展ほど世界を驚か せたものはない。一系の天皇を戴い ていることが今日の日本をあらしめ たのである。私はこのような尊い国 が世界に一ヶ所ぐらいなくてはなら ないと考えていた。世界の未来は進 むだけ進み、その間幾度か争いは繰 り返されて、最後に戦いに疲れる時 が来る。その時人類は、まことの平和を求めて、世界的な盟主をあげなければならない。この 世界の盟主なるものは、武力や金力ではなく、あらゆる国 の歴史を抜きこえた最も古くてまた尊い家柄でななくては ならぬ。世界の文化はアジアに始まって、アジアに帰る。 それにはアジアの高峰、日本に立ち戻らねばならない。わ れわれは神に感謝する。われわれに日本という尊い国を 創ったことを。」
(出典:『「日本文明」の新価ー今、世界 が注目する』清水馨八郎著、詳伝社黄金文庫)
1879年(明治12年)ドイツで生まれたアインシュタイン は、5歳まではあまり言葉を話さず読字障害であったとも 言われています。
しかし、5歳のとき父からもらった方位 磁石がきっかけで自然界の仕組みに興味をもつようにな り、ユークリッド幾何学や微分積分学などを寝る間も惜し んで独習し、数学には突出した才能を示したようです。
チューリッヒ連邦工科大学を卒業後、スイス特許庁に就職 し、奇跡の年と称される1905年には「光量子仮説」「ブ ラウン運動の理論」「特殊相対性理論」に関する5つの重 要な論文を発表しています。
アインシュタインは1922年(大正11年)11月17日に日 本を訪れた際、訪日する船の中でノーベル物理学賞受賞の 知らせを受けました。日本には43日間滞在しています が、帰国間際の12月23-27日には門司や博多を訪れ、福 岡市大博劇場で一般講演も行っています。
上記の言葉は、アインシュタインが離日直前に新聞に寄 稿した文章とのことで、清水馨八郎氏の著作に「アイン シュタインの予言」として紹介されているものです。明確な出典が不明なため創作であるとの指摘もありますが、いずれにしろ上記の文章は、われわれ日本人の使命を再認識する上で、今こそ日本人一人一人が 噛み締めるべき重要なメッセージのように感じます。